今回も前回に引き続いて「葬儀代金の概要」の⑦火葬料金⑧その他の諸費用を説明してみようと思います。
⑦火葬料金
葬儀が終わりましたら火葬場に搬送し、故人様を火葬してもらうようになりますが、その時に料金がかかります。基本的には、故人様の住民票に登録されている住所にある火葬場を利用することになります。この「住所」というのは、故人様の住民票に登録されている住所が基準になり、火葬を申請する申請者の住民票に登録されている住所でないことに注意しましょう。例えば、高知市内に故人様の住民票がある場合は、高知市斎場を利用するようになります。
また、この住民票の住所の登録状況により、火葬料金の値段が変わります。例えば高知市斎場の場合、高知市に住民登録がある故人様は組合内となり2万円、住民登録がない(高知市以外に住民票登録をされている方)故人様は7万円となります(令和5年4月現在)。火葬をするにあたりどこの火葬場でも利用はできますが、こういった差があることを理解しておきましょう。
詳しくは、前ブログ「火葬場の費用の仕組みや選び方」を参考にして下さい。
⑧その他の諸費用
今まで説明させて頂きました費用に関する他に、葬儀にあたって必要な諸費用もございます。一部ですがご紹介いたします。
喪服関係
喪服や礼服がない方は、レンタルするという方法があります。その場合は男性用の略礼服のレンタル費用、女性用の喪服(着物)のレンタルや着付け費用、ワンピースのレンタル費用などが掛かります。また、葬儀を機会に購入される方もいらっしゃいます。
ちなみに幼児などは地味な色合いのお洋服、学生の方は学生服で構いません。また、ご高齢の方で喪服などに着替えることができない方などは無理に喪服に着替えなくても黒系の洋服で大丈夫です。家族葬なら尚更よろしいでしょう。
靴
普段履いている靴ではなく冠婚葬祭用に置いてある靴は、久し振りに履くこともあろうかと思います。こういった靴は、履く前にきちんとチェックしておきましょう。破れたり穴が空いていたり、長い期間履いていない靴などはかかと部分がボロボロになって葬儀会場で散乱しているケースもあります。こういった場合は新調しましょう。
数珠
ご宗旨が仏式の方は、数珠をご用意しておきましょう。葬儀社によってはレンタルさせてくれるところもありますが、本来は貸し借りするものではありません。お持ちでない方はこれを機会に購入しておきましょう。
今回で葬儀代金の概要シリーズは最後となります。最後までご覧いただきありがとうございました。