一般的に葬儀に参列する時、黒い服装を着用します。
今は常識なのですが戦前までは喪服は白無垢と決まっていて葬儀は白が常識でした。
現在でも遺族が白装束を着用する地方もあります。
また私達の高知県でも自宅等から出棺する時は女性が白い布を頭に被ります。
戦前の葬儀常識の名残だといえるでしょう。
現在の黒い服装は正式には略礼服といって頭に略がつきます。
では正式礼服はというと
男性が燕尾服(モーニング)、女性が黒い着物となります。
以前、私が担当した葬儀で正式礼服を着用されたご遺族がいらっしゃいましたが、ご存じだったことに驚きました。
しかしながら、普通の常識感から言えば略礼服があたり前だと思います。
仏式の葬儀では焼香、神式では玉串の奉奠、キリスト教ではお花を献花する。
これも葬儀の常識なのですが、例えばキリスト教の葬儀でもカトリック教会やルーテル教会等は仏式の焼香をしますし、神式でも玉串が榊(サカキ)ではなく松を使う場合もあります。
このように、葬儀の常識と思っていてもそうではないこともあり、時がたつにつれ常識が常識ではなくなっていきます。
葬儀において作法やルール常識などは変化しますが、故人に対する尊厳や厳粛にお見送りする行為は変わらないと思います。