家族葬のポイント:元気なうちに考えておきたいこと
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、お葬式の形は大きく変化しました。近年、特に広がっているのが、ご家族や親しい方々のみで故人様をお見送りする「家族葬」という形式です。
しかし、「家族葬」を希望するにもかかわらず、「誰を呼ぶべきか」「香典はどうすべきか」といった疑問から、準備が進められないというお声をよく聞きます。このコラムでは、家族葬を希望される場合に、事前にどのような準備をすれば良いか、大切なポイントをお伝えいたします。
お呼びするご親族の範囲を明確にしましょう
事前のご相談で最も多くいただくご質問の一つに、「家族葬の参列人数はどれくらいが一般的なのでしょうか?」というものがあります。しかし、「家族」の範囲は、ご家庭によってそれぞれ異なります。ご兄弟姉妹や親族が多く、50名程度にのぼる場合もあれば、数名のみという場合もございます。
どなたにお声がけするかお悩みの際は、以下のように参列のタイミングで分類して考えてみると、方針を決めやすくなります。
- ・臨終(看取り)の際に呼ぶご親族
- ・お通夜やお葬式にご参列いただくご親族
- ・お葬式後に事後報告のみで構わないご親族
最近では、遠方のご親族に対して事前に電話で「亡くなったこと」と「家族葬で執り行うこと」をお伝えし、ご理解をいただくケースも増えています。
予定外の参列希望があった場合の対応
近所の方、長年のご友人、会社関係の方、趣味の仲間など、故人様の全てのご交友関係を把握するのは難しいものです。そのため、ご親族以外の関係者様から参列を希望される場合も考えられます。
このような「予定外の参列希望」があった場合の対応について、事前にご家族で方針を検討されてはいかがでしょうか。
- ・問い合わせやご会葬を丁重にお断りする
- ・ご厚意として参列を受け入れる
どちらの対応をとる場合でも、その方針を事前に決めておくことで、いざという時にもスムーズで一貫した対応ができるようになります。
お香典や供花(お供えの花)への対応
ご参列いただく方が、手ぶらではなくお香典や供花をお持ちになるケースは多いかと思います。この対応についても、ご当家様によって考え方が異なります。
一例として、以下のような対応が考えられます。
- ・お香典を辞退し、お焼香や玉串奉奠(たまぐしほうてん)のみを行う
- ・ご厚意としてすべてお受けする
参列者の人数や、ご家族の意向を確認しあって、あらかじめ方向性を決めておきましょう。
まとめ:後悔のないお見送りのために
まずは、「どのような形で故人様をお見送りしたいか」を、ご家族でしっかりと話し合い、考えることが大切です。
お呼びする範囲が曖昧なままだと、「あの方は呼ばれたのに、自分は呼ばれなかった」など、参列できなかった方の中で不公平感が生まれてしまうこともございます。
もし、「参列をお断りできない」「親族の範囲がはっきりしない」といったお悩みがある場合は、「お通夜だけ広くご参列いただき、お葬式はご家族だけで行う」といった方法や、知人・友人の皆さまにもご参列いただく「一般葬」として執り行う形を検討されるのも良いかと思います。
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