お葬式の返礼品について
今回のコラムでは、葬儀の場における返礼品についてお伝えします。
葬儀の場にはさまざまな返礼品が用いられますが、一般的にまとめて「供養品」といいます。本来は香典の有無に関係なく、葬儀に集まった人たちに菓子をふるまったことに由来しますが、現在はいただいた香典に対するお礼、という意味合いが強まっています。
葬儀の場における返礼品は、大きく分けて以下のようなものがあります。
① 通夜・葬儀返礼品
葬儀における返礼品、と言われて一番に浮かぶのがこちらではないでしょうか。いただいた香典と引き換えに渡す返礼品です。
以前は通夜・葬儀でそれぞれ別々のものを渡すこともありましたが、通夜のみ参列される方も増えたことから同じものを返すことが一般的になっています。
内容も多様化しており、以前はお茶やタオルが多かったですが、商品券やフリーズドライセット、インスタントコーヒーなど実用的なものが人気の傾向にあります。
② 供花返し
通夜・葬儀の際にいただいた供花に対する返礼品です。
いただく方は、ご親族や勤務先、入院していた病院、趣味仲間からなど多岐にわたります。お葬儀後1週間を目安に、お礼のお手紙を添えてお渡しする、もしくはこの後に紹介する香典返しに上乗せするといった方法があります。
③ 香典返し
お亡くなりになった日から三十五日、もしくは四十九日(五十日)の忌明けを待って、お礼のお手紙を添えて贈るものです。
金額の目安は地域によって異なりますが、香典の額と同額では相手の好意を無にする、といった理由から、半返し(半額の金額を返す)、三文返し(3分の1の金額を返す)が一般的のようです。地域によって習慣の違いから返し方も異なりますので、確認が必要です。
最近では、喪主をつとめた方が県外にいる、故人の付き合いを知らないといったケースが増加傾向にあります。そのため、葬儀が終わったあとに香典の整理することが難しいという方も増えており、通夜・葬儀の場で香典の金額を確認し、香典返しも含んだ半分相当の返礼品をお返しする方法も生まれました。
④ 当日返し
四十九日や一周忌など、法事の参列者に対して帰りにお渡しするものです。足を運んでいただいたお礼、あわせてお弁当などもお渡しする場合もあります。
返礼品にこめる気持ち
あらかじめ親族間で香典やお返しについて決めている、といった方もいらっしゃるそうです。
香典は相手からの気持ちで、返礼品もまた相手への気持ちです。どんな返礼品を贈るか相手を思いながら選ぶ時間も、故人を偲ぶことに繋がるのではないでしょうか。
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