皆様、お盆は無事に終わりましたでしょうか。宗教者の方をお呼びしたり、家族だけでお祀りしてあげたり、いつもより豪華なお供えをしてあげたりと、心のこもった様々なお祀りをされたのではないかと思います。お盆は、迎え火に送り火、提灯や灯篭、お団子やお供えやそうめん、キュウリやナスで作った精霊馬など様々なお飾りやお供えをしますが、そのお盆が終わった後のお片付けについて書いてみました。ご参考にして下さい。
お片付けの時期
まず、7月にお盆をされた方ですが、15日までに宗教者を迎えてお盆のご法要が終わった方は、送り火が終わったあとにお片付けしましょう。15日を過ぎて宗教者を迎えてご法要を行った場合は、翌月の8月15日までお飾りをして頂いて、16日からお片付けするとよいでしょう。
また、旧暦のお盆を基準にされる方もいらっしゃいます。その場合もご法要が終わってからのお片付けとなります。
お供え
お供えなどは、保存状態もよい状態でしたらお召し上がり下さい。「食べる」という行為も供養のひとつと言われております。あとは、川に流す、ご自宅の庭に埋める、お塩で清めて半紙に包んで処分するなどしましょう。
提灯
提灯についてですが、吊灯籠は初盆(故人となって初めてのお盆)でお飾りして、とぼしあげ(翌年の2回目のお盆)でもう1回お飾りして処分します。提灯も同じような考えでよろしいですが、こちらは片付けた後、毎年お盆の時期に組立ててお飾りする方もいらっしゃいます。
お墓参り
お墓(お墓参り)も通常はお盆前に行って墓掃除をしてご先祖様をお迎えするものですが、もしお墓掃除に行けてない場合は、この機会に行って掃除をしましょう。お盆はご先祖様をお迎えする大事な行事です。「また来年も帰ってきて下さいね。」と心を込めて毎年お祀りしていきましょう。