家系図を知る
今回は家系図についてお伝えします。家系図とは、家族のひとりを中心において過去を遡り、家族関係を調べるためのものです。両親、兄弟姉妹にはじまり、祖父母、従兄弟、甥姪と続いていく家系図。葬儀を執り行う際、どういったことで利用するのかお伝えします。
家族関係の確認
家族のひとりが亡くなった時、相続が発生します。その際、相続人が誰になるかを確認するために家系図を作ると、関係が明確になり、スムーズな手続きが可能です。
民法において相続人は、故人の配偶者にはじまり、子、両親、祖父母、兄弟姉妹と続きます。例えば、子が先に亡くなっている場合は孫が相続人になります。相続は手続きの中でも重要なものです。一度確認しておきましょう。
亡くなった方のことを意外と知らない
ご自身の祖父の名前は知っていても、曾祖父の名前は知らない、といった方もいらっしゃるのではないでしょうか。ご自身が生まれる前に亡くなっていて、写真でしか見たことがないという場合もございます。
実際、葬儀を執り行う場においてもこのようなことは多々起こります。例えば、お家が神道の場合、故人がどのような人生を歩んでこられたかを記入し、お葬式をお願いする神社様にお渡しする略歴書というものがあります。出身地や両親・兄弟姉妹の名前、入籍日など様々です。ご記入いただいている中で、「お父さんのお姉さんの名前なんだった?」「○○さんに聞かないと分からない」といった声を聞くこともあります。分かる人が誰もいない、ということになる前に確認しておきましょう。
家族葬を執り行うにあたって基準になる
コロナウイルスの流行をきっかけに、故人の近しい親族だけでお葬式を執り行う「家族葬」が一般的になってきました。誰に声をかけていいか分からない、連絡をしたつもりで伝わっていなかった、といった事態を防ぐために、あらかじめ家系図で関係を明確にすることをおすすめします。
例えば、お葬式に参列してもらいたい方、遠方や高齢のため終わった後に報告だけすればよい方、といった風に大まかなグループ分けをしておくと、もしものときも迷うことがないかと思います。ただし、こちらが気を遣ったつもりでも「お葬式に呼んでほしかったのに」と親族間でトラブルになるケースもあるようです。事前に電話やメール等で連絡することをおすすめします。
普段家系図の話をすることは少ないかと思いますが、年末年始の帰省やこのような機会をきっかけに、ご自身のご先祖様を振り返ってみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ
お葬式の事前相談は、いつでも承っております。
オンラインでも対面でもご相談いただけますので、いざという時や葬儀の事前準備にぜひお役立てください。
ご相談はお電話もしくはドリーマー高知葬祭のホームページからご予約いただけます。
お電話:0120-370-983(ドリーマー高知葬祭)
サイトからのご予約:https://funeral-kochi.dreamer-net.co.jp/funeral-advance-consultation/