はじめに:ご自宅での「看取り」を願う想い
新年あけましておめでとうございます。今年もドリーマーをどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、新年最初の話題は、以前お葬儀をお手伝いさせていただいたご家族の方から伺った、「入院が長く、ずっと病院にいたから、最期は自宅に連れて帰ってあげたい」という切実な願いについてです。
ご家族の皆様にとって、故人様をどこで看取るか、どこで見送るかは、非常に重要なことです。この記事では、「看取り」の歴史や現状、そしてご自宅での葬儀についてご紹介いたします。
「看取り」の場所の変遷:昔と今の違い
現在、病院などの施設で亡くなる方が約8割、ご自宅で亡くなる方が約2割という状況です。
しかし、戦前まで遡ると、この割合は逆転しており、どの家庭でもご自宅で故人様を看取ることが当たり前でした。
現代における「自宅での看取り」の広がり
現代では、ご家族の形も大きく変わり、「両親は病院や介護施設にいる」という方が大半です。しかし、中には「介護や看護、そして最期を自宅で見届けたい」という方も少しずつ増えているように感じます。在宅医療専門クリニックのCMなどを目にする機会も増えました。
故人様がご自宅にいらっしゃることで、ご近所の方やご友人も気軽に顔を見に行けるという声も多く聞かれます。住み慣れた場所で、大切な人に囲まれて最期を迎えることを望む方が増えていると言えるでしょう。
「自宅葬儀」の変遷と現状
看取りの場所と同様に、葬儀も昔はほとんどの方がご自宅で執り行っていました。
当時のご自宅での葬儀には、以下のような工夫もあったそうです。
しかし、現在では、ご自宅以外の場所で葬儀を行うことがほとんどです。その主な理由としては、以下のようなものが挙げられます。
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・式場の設営や片付け、会葬者の対応が大変である。
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・駐車場の確保が難しい。
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・近隣の方に葬儀を知られたくない。
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・葬祭会館の増加など、場所の選択肢が増えた。
後悔しないために:最期の迎え方と「ご安置」の場所を考える
「最期をどこで迎えたいか」ということは、いざという時に突然決めるのは難しいことです。だからこそ、元気なうちに、ご自身の希望やご家族の想いを踏まえて、少しずつ考えることが必要です。
ご逝去後、ご自宅への「ご安置」が難しい場合
看取りの場所にかかわらず、ご逝去後にどうしても故人様をご自宅へお連れすることが難しい場合もあります。(例:住宅事情、ご家族の状況など)
その際には、ドリーマーでは、以下のようなご提案もさせていただいております。
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・病院などへお迎えの際にご自宅の前を通る。
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・故人様の思い出の場所を通る。
こうした形で、故人様とご家族の皆様の想いを大切にしたお見送りができるよう、寄り添ったサポートを心がけております。
無料相談のご案内:ご不安を解消するために
「葬儀の事前準備は何をすれば良い?」「費用はどれくらいかかるの?」といった、お墓に関するご相談やお葬式に関するご相談は、いつでも無料で承っております。
オンラインでも対面でもご相談いただけますので、いざという時に慌てないため、また葬儀の事前準備にぜひお役立てください。
ご相談はお電話、もしくはドリーマー高知葬祭のホームページからご予約いただけます。