前回のコラムでは事前準備についてお伝えしました。
どれだけ時間的な余裕があっても、大切な人を亡くし、お葬式を行うまでの間はあっという間に過ぎてしまいます。「うちは子どもに任せているから大丈夫」と仰る方はとても多いですが、元気なうちに少しずつ準備することがとても大切です。
※前回のコラムはこちらからご覧ください。
今回は、大切な方が亡くなり、ご安置をした後、お葬式をお願いする宗教者についてお伝えします。
宗教者とは
お通夜・お葬式は故人を偲び、その冥福を祈るための大切な儀式です。お葬式の規模や場所は変わっても、大切な方を見送る、最期の時間を過ごすことは変わりません。
お葬式の内容を決める前に、まずは日程を決めます。その際に私たちが必ずお伺いすることが、「お葬式をお願いする宗教者」です。
基本的には故人の信仰を最優先しますが、特にないという場合は故人の両親・祖父母のお葬式でお世話になった宗教者にお願いするケースもあります。
宗教者の探し方
ここで、我が家の菩提寺(ぼだいじ/先祖代々お世話になっているお寺)や神社が分からないという方はぜひ以下の項目を確認してみてください。
●お寺・神社から手紙が届く
法要の案内や季刊誌などを檀家やお葬式をされた方に送るお寺もあります。家族が知らない間に故人がお寺と付き合いがあった、お葬式をお願いしていた、といったケースもあります。
●自宅・実家に仏壇・祖霊舎がある
宗派によって仏壇のデザインが異なるためそこからお寺を絞り込むことができます。また仏壇の中や引き出しなどに菩提寺からもらった経本や、以前のお葬式の書類などがあることが多いのでそこから分かることも多いです。神道の場合はお札をいただいていたり、毎年初詣をしていることが多いようです。
●故人の両親・兄弟がお世話になっているお寺・神社を聞く
自分たちだけでは分からないという場合は、親戚の方に聞いてみると分かるケースもあります。大まかな場所は分かるけど名前までは知らない・・・といった場合も親戚に聞いてみるとすぐに分かったということもあります。
●菩提寺と信仰宗教が違うケース
菩提寺はあるけれど、故人がキリスト教の洗礼をうけている・入信しているというケースもあります。お葬式をするにあたって一番大切なのは故人の意向です。「自分たちは違うが故人が入信しているから」と、キリスト教のお葬式を依頼されるケースもあります。なかには、喪主が洗礼をうけているので、キリスト教にてお見送りをしたご家族もいらっしゃいました。
宗教者との繋がり
お家と宗教者の繋がりはとても深く強いものです。「分からないからどこか紹介してください」と仰る方もいますが、過去にはお葬式が終わった後に菩提寺が分かった、お葬式を仏式で行ったけど実は神道だったというケースもありました。もちろん、どのお寺や神社とも繋がりがない・分家なので菩提寺がない、といった場合は葬儀社から宗教者を紹介し、お葬式からお付き合いが続いていくこともあります。
お葬式の無料事前相談
ドリーマー高知葬祭では、お葬式の事前相談を無料で承っております。
事前相談をご希望の方は下記の電話番号までお電話ください。
0120-370-983(ドリーマー高知葬祭)
ネットからのお問い合わせも下記からお申込みいただけます。
https://funeral-kochi.dreamer-net.co.jp/consultation/
宗教者や菩提寺に限らずお葬式にまつわる色々なご相談を受け付けておりますので、いざというときの負担を軽くするためにもぜひ事前相談をご活用ください。