大切な方を見送る葬儀の場では、ご遺族やご親族、そしてお別れに駆けつけてくださった一般のご会葬者に向けて、挨拶を行う場面がございます。
通常は、お通夜や葬儀・告別式が終了したタイミングで挨拶をしますが、その中でも葬儀が終わって出棺する前に行う挨拶が最も代表的なものとなります。
今回は、葬儀の挨拶における大切な注意点や、少しでも心を落ち着かせて臨むためのポイントを一緒に考えていきましょう。
挨拶は必ず喪主がしなければならないのか?
結論から申し上げますと、必ずしも喪主様ご本人が挨拶をしなければならないというわけではございません。
確かに葬儀の挨拶は喪主様が務めることが多いものですが、人前でお話しすることが苦手な方もいらっしゃいますし、体調不良やご入院などで葬儀への参列が難しい場合もございます。そのようなときには、ご親族をはじめとする別の方にお願いしてもまったく差し支えありません。
例えば、喪主様は故人様の奥様が務められ、葬儀の挨拶は娘様のご主人が代わりに行うといったケースも多く見られます。
ご無理のない形で、周囲の方と相談しながら決めていきましょう。
挨拶は長いほどいいのか?
葬儀の挨拶については、時間にして1分から2分以内で簡潔にまとめるのが一般的です。
故人様とのたくさんの思い出を丁寧にお話ししたいお気持ちはとてもよく分かりますが、あまり長くお話ししてしまうと出棺の時間に影響が出てしまうこともございます。そのため、告別式での挨拶は程よい長さを意識することが大切です。
一方で、お通夜が終了した際に行う挨拶は、出棺のような厳しい時間制限が比較的少ないため、少しゆっくりと思い出話を交えてお話しされてもよろしいでしょう。
挨拶の文章を作るときのポイントとして、あらかじめ大まかな構成を決めておくと内容をまとめやすくなります。
例えば、以下のような流れに沿って考えてみてはいかがでしょうか。
1. 最初の出だし:遺族を代表して皆様に挨拶を述べます。
2. 臨終の様子:故人様が最期をどのように迎えられたかを簡潔に伝えます。
3. 生前の思い出:故人様のお人柄や、特に思い出されるエピソードを振り返ります。
4. 今後のこと:遺族へのこれからの変わらぬお付き合いをお願いします。
5. 締めくくり:お越しいただいたことへの感謝の言葉で結びます。
「遺族を代表して一言ご挨拶申し上げます。父は最期、眠るように安らかに旅立ちました。生前は旅行が大好きで世界中を旅しており、特にヨーロッパを好んでいた姿が目に浮かびます。残された私たち一同、これからも手を取り合って生きてまいりますので、今後とも変わらぬご指導を賜りますようお願い申し上げます。本日はご会葬いただき、誠にありがとうございました。」
このように骨組みを意識していただくだけで、気持ちが整理され、伝えたい言葉がスムーズに形になります。
暗記しなければならないのか?
挨拶の言葉をすべて暗記して臨む必要はございません。
大切な方を亡くされ、心の整理もつかない中で大役を務められるのですから、緊張や悲しみで言葉が詰まってしまうのは当然のことです。
あらかじめ便箋などに書き留めた文章を用意し、それを見ながらゆっくりと読み上げても全く失礼にはあたりません。むしろ、一文字ずつ心を込めて丁寧に読む姿は、参列されている皆様の心にも温かく届くものです。
どうぞ安心して、手元に原稿をご用意ください。
場面の区切りを伝える役割
挨拶には、式全体の進行をスムーズにし、次の場面への区切りを皆様にわかりやすく伝えるという大切な役割もございます。
例えば、お通夜の後に振る舞われるお食事(通夜振る舞い)や、火葬の後に執り行われる精進落としなどの席では、お食事の前に一言ご挨拶があると、ご会葬いただいた方々も気を遣わずに箸を進めやすくなります。
会場に案内されたものの、遺族の皆様が対応に追われていると、いつお食事を始めてよいか迷ってしまう方もいらっしゃいます。
そのようなときは、「本日は最後のお別れにお越しいただき、ありがとうございました。ささやかではございますが、お料理を用意いたしましたので、父の思い出などを語り合いながらお召し上がりいただければ幸いです」といった簡単な言葉で十分です。
一言添えるだけで、皆様への優しい心遣いが伝わります。
万全のサポートで安心をお届けします
今回は葬儀の挨拶について解説してまいりましたが、悲しみの中で文章を考えるのは本当に大変なことです。
多くの方は、万が一のことが起きてから慌てて挨拶の内容を考えられますが、もし少しでも心に余裕がございましたら、事前にどのようなことを話すかイメージしておくだけでも安心感が変わります。
私どもでは、ご自身で文章を作成するのが難しい方のために、そのままお使いいただける挨拶のひな型もご用意しております。何から準備すればよいか不安なときには、いつでもお気軽にご相談ください。
ご遺族の皆様の心に寄り添い、丁寧にお手伝いをさせていただきます。
お電話でのご相談はこちら:0120-370-983(24時間365日受付 / ドリーマー高知葬祭)
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