今回は、家系図について考えてみたいと思います。
家系図を作成するにはまず、家族のひとりを中心にして過去を遡り、家族関係を調べていきます。できあがった家系図は、相続が発生した場合に法的引き継ぎを行う人である相続人を確認したり、葬儀を執り行うにあたってどこまでの親族に声を掛けたりするのかなどの基準になったりします。
具体的にどういった場面で利用するのか、一緒に考えてみましょう。
家族関係の確認
家族のあるひとりが亡くなった時、相続人は誰になるのかなどの確認をする場合に作ってみるとよいでしょう。配偶者、子、父母、兄弟姉妹など、法律で定められた相続人の範囲は多岐にわたります。
場合によっては、お子様が先に亡くなられている場合に、お孫様が相続人になる代襲相続(だいしゅうそうぞく)という仕組みもあります。一度確認してみましょう。
過去を遡った家族構成の再確認
家族といっても、亡くなった方のこれまでの歩みや婚姻歴などを、意外と知らないご親族もいらっしゃいます。
これは実際にあったお話ですが、先に奥様を亡くされていた男性がお亡くなりになった際、以前にご結婚されていた方(前妻)から「葬儀に参列したいのですが」と問い合わせがありました。お子様をはじめお孫様もその事実を全く知らなかったため、その時初めてこれまでの歩みを知ったというケースです。
その方は前妻の方との間にお子様はいらっしゃらなかったので、相続の手続きにおいて大きな問題は発生しなかったのですが、仮にお子様がいらっしゃった場合はその方も相続人となります。
実は、このようなお話を事前に聞いていなかったというケースは意外と多く耳にします。大切なご家族だからこそ、一度確認してみましょう。
家族葬を執り行うにあたっての基準
最近は、一般的なご会葬者を呼ばずにご親族だけで家族葬を執り行うことも多くなってきています。
その際、幅広い親戚の中でどこまでの範囲に声を掛けたらいいのかという目安として、家系図が使われます。例えば、次のように大まかに分けて考えていきます。
1. ご入院中で危篤の際、病院に来ていただきたいご親族
2. 葬儀に参列していただきたいご親族
3. 葬儀が終わった後で、ご報告だけすればよいご親族
このように整理をしておき、葬儀に参列していただきたい方は1と2のご親族、といった形で分けていきます。こういった事前の整理をする時に、家系図があると非常にスムーズです。
普段、あまり各ご家庭で家系図についてお話をすることはないかもしれませんが、このような機会をきっかけにご先祖様を振り返ってみることも、これからの安心につながる大切な一歩かもしれません。
ドリーマーでは、ご希望される方に家系図を記入することができるエンディングノートを差し上げております。家系図を作成しておきたいと思われる方がおられましたら、いつでもお気軽にお声かけください。
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